はじめに ファイルメーカープロはデータベース作成アプリケーションです、マイクロソフトが出しているアクセスなども同じでリレーショナルデータベースと呼ばれます、バージョンが3からだったか(記憶にありません)からリレーションが出来るようになりました、アクセスと違う所は基本的にはあまりありません、グラフの表示が出来ないぐらいですか(こまかいこと言えばたくさんあります)ここではリレーショナルデータベースについて説明していきます。
スクリプトについて 皆さんここで苦労なさいます、スクリプトというのは、データベースを構築するのに無くてはならないものです 、一般的にはソースと呼ばれテーブルとは切り離されていますがファイルメーカーはテーブルそのものにソースを書いていく不思議なアプリケーションです、アクセスやVB経験者は変わっていると思われます(作者も最初はなんじゃこれ)VBなどはソースの固まりでいわゆるスクリプトだけのEXEを作成しテーブルはSQLやアクセスなどを使用します、でもファイルメーカーは違いますなぜかテーブル(ファイル)の中でソース(スクリプト)を書きます(選ぶの方が適正かも)ファイルメーカーの良い所はこのソース作成にあります、VBやアクセスと違い日本語であらかじめ用意されているソースを組合すだけのお手軽簡単なソースを構成出来ます。(キーボードで入力しなくても選ぶだけ) ファイルメーカーのスクリプト定義ではあまり複雑なことをしなければ、すごい簡単です。 単に画面を変更するだけならジョブを定義しなくても ボタンを作成し「レイアウト切り替え」で画面を指定するだけでOKしかも日本語だし、スクリプトもファイル設計書と同じでソース解説書が必要となってきます、単純なスクリプトだと必要ありませんが複雑にすればするほど必要になってきます、本当は簡単なスクリプトでも解説書を残しておく方がベストです。
システム名: 販売管理システム データベース名: 従業員情報 テーブル名: 従業員情報.FP5
スクリプト名:検索 ≠フィールドへ移動〔「名」〕 ≠検索モードに切り替え〔一時停止〕 ≠レイアウトの切り替え〔一覧表〕
スクリプト名:削除 ≠レコード/検索条件削除〔ダイアログなし〕
このようにスクリプトだけの解説書とファイル設計書をエクセル等で作成しておくと、後々便利です、めんどくさい作業となりますが、作成することをお勧めします。 スクリプトと言えばデバック(スクリプトがちゃんと動くかどうかの検証)これもかなり重要なことです、また自分だけでするのではなく、他人にしてもらいましょう、デバックとはソースの検証のことです簡単に言えば、スクリプトがちゃんと動くかどうかを調べる作業となります。
デバックについて この作業は第三者を巻き込みしなければならない作業かな?、このデバック作業が完璧なシステム屋さんはいません、それは何故か?システム構築に完全は無いからです、銀行のオンラインでもストップしてしまう(ATMどっかの銀行でありました)くらい詳細にしても出てくるエラーのことです、一般的にVBやコボルでもバグと言う言葉を聞いたことがあると思います、このバグを見つけるためにする作業です。 バグ(システムが動かない「スクリプトが動かない」)の検証をします、複雑なスクリプト構成をした場合に必ずと言って良いほどバグが出ます、作者もVBで「かんぺきだ〜」と思ってもあとで「おかしいんですけど」と言われてやり直すことが多々あります、ファイルメーカーのスクリプトも同じでこのデバック作業が大変です、お前ちゃんと作成しろよと言われればそれまでなのですが、人間のすることミスもあります、勘違いもあります。 めげずに頑張りましょう、初心者は大きな心を持っていないとデータベースは作成できません、失敗が明日につながる糧です、何度も作成していくと出来るようになりますので、頑張りましょう。