新しい生活様式への移行・働き方改革の促進など、住環境に対するニーズは変革が続いていると考えます。個々のライフスタイルの変遷・価値観の多様化に伴い、ユーザーの求める選択肢が増えています。

デジタル化が定着しネットで物件を比較検討できるユーザーにとって、どのような広告が目に留まるのでしょうか。また、目に留めていただける広告にはどのような準備が必要でしょうか？弊社では間取り図デザインから考察してみました。

多様化した社会の中で多様なデザインを求めるようになりました。

日本は諸外国に比べ多様性が乏しいと言われてきましたが、ネット時代では選択肢が増え、量産型だけではなく個性を求める声も多くなりました。

個々のユーザーが求めるデザインを表現することと様々なパソコンアプリが簡単に活用できる環境なので、人が本質的に求める癒し、やすらぎ、ナチュラル感を表現することでユーザーの目に留まりやすくなります。

間取り図デザインをユーザーの志向に合わせるために、手書き風間取り図の採用が始まった。

間取り図のデザインは色・字体・線の太さのアレンジで無限に表現できますね。
例えば、同じ間取り図で色々なデザインが掲載されている弊社の間取り図サンプル集をご覧ください。

同じ間取り図でもデザインが違うだけで、受ける印象が変わりますね。

上記のサンプル集の［Image01］の間取り図デザインは良くも悪くも不動産広告で良く見る
平均的なデザインですが、収納・水回りが色分けされていて、収納率や家事動線のイメージが付きやすいですね。
家事効率を優先にする方にはこのような間取り図デザインが適しているでしょう。

同じサンプル集内の［image41］の間取り図デザインは、シンプルな色使いで高級感を漂わせています。
この間取り図デザインだけみると、新築や高額物件を想像しませんか。
落ち着きのある洗練された配色は、ハイクラス向けの間取り図デザインに最適です。

また同じサンプル集の中では、特に目に留めていただきたいデザインが手書き風間取り図［Image51～54］です。
お家時間が長くなったことで、住まいに求める役割が増えています。
「今までの家では物足りない」「もっとこんな家だったら」という、こだわりのあるユーザーへは手書き風間取り図が適するでしょう。住まいへのワクワク感・期待感を高めてくれます。

さらに注目したいのがリノベーション物件の需要拡大です。
新築に劣らず中古のリノベーションがシェアを上げてきました。リノベを機会に住居シーンを重ねる層が多いので、間取り図の起案時点からデザインも従来と一線を画するべきと考えます。

デザインは、発信したい内容を伝える「コミュニケーション手段」にもなります。
多様なデザインが求められる時代、間取り図デザインはユーザーに合わせて物件毎に特徴を最大限に出してみても良いのではないでしょうか。

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手書き間取り図・手書き風間取り図の描き方

間取り図デザインの中でも、最近注目を浴びているのが手書き間取り図・手書き風間取り図です。まず「手書き間取り図」と「手書き”風”間取り図」の違いについて説明いたします。

「手書き間取り図」は実際に紙にペンや絵具を用いて描くのに対して、「手書き”風”間取り図」はソフトやアプリ・手書き風フォント等を使い、手書きっぽく表現したものになります。
実際に手書きで書かれたもの以外は全て「手書き風」となります。

手書き間取り図（イラスト間取り図）の書き方
①原稿である間取り図とトレーシングペーパー又は方眼紙を準備。
②トレーシングペーパーになぞり書き又は方眼紙にそのまま書く。
ポイント：小刻みに波打った線を描く・線は1本1本描き交差させると手書き風がより表現されます
③トレーシングペーパーはコピーをする。
④イラスト着彩でよく使われるコピックなどのペンを使って、着色する。

温かみが感じられてとても良い雰囲気です。
ただ、一度描いてしまうと修正ができなかったり、描くのに技術や時間がかかってしまうことはデメリットです。
手書き間取り図を書く時間や技術がない！という方には「手書き風間取り図」がお勧めです。
手書き「風」なので本当の手書きではなく、ソフトを使っての作成になります。
普段間取り図作成に使っているソフトやアプリがあれば下記のポイントを抑えて作成してみてください。

手書き風間取り図の書き方のポイント
①線：小刻みな波線のラフ線にするか、水彩模様を反映させる。
②色：水彩風の画像や色データで着色するか、色をぼかしたり透明度を加えます。
③文字：手書き風のフォントを使う。（手書き　フリーフォントなどで検索すると沢山でてきます）

上記の方法で、このようなデザインの間取り図ができます。

こちらの手書き風間取り図・水彩画風間取り図は、
間取り作成代行間取り図屋さんで1フロア1,500円で依頼が可能です。

オリジナルデザインをご希望の場合は、こちらから相談可能です。

まとめ

訴求したいイメージが明確である、特定のユーザーにお薦めしたい物件があるような場合は、そのユーザーにあった間取り図デザインや手書き間取り図を取り入れることで訴求効果が高まることは間違いありません。
間取り図デザインの考案や手書き間取り図の制作時間や制作技術がない場合は、公開されているサンプル集から選んだり、手書き風間取り図の作成代行を利用することも検討してみましょう。

デザインを上手く取り入れて、ユーザーが求めている物件であることを、わかりやすく表現しましょう。