物件案内地図を外注するメリット
不動産の販売図面に掲載する案内地図は、物件情報と同じくらい重要な要素です。完成度の高いものでなければ、物件の購入希望者を正確に現地まで誘導することができませんし、そもそもしっかり閲覧してもらえない可能性もあります。
ここからは、案内地図の作成を外注することのメリットについて解説したいと思います。
目次
広告の場合、地図は自作になる
販売図面などの広告に案内地図を掲載する場合、基本的には一から地図を自作しなければいけません。こちらの理由としては、まず地図に著作権が存在することが挙げられます。
つまり、紙媒体やWebサイトからコピーした地図を無断で広告に貼り付けて配布すると、著作権法に違反してしまうということです。
また、著作権法に違反すると、社会的信用の失墜や多額の賠償請求など、大きなダメージを負ってしまう可能性があるため、絶対に避けなければいけません。
その他、過去に作成した地図を再利用しにくいというのも、一から案内地図を自作しなければいけない理由の1つです。地図は目的地の数だけ作成しなければいけません。
販売図面を作成する不動産会社には、当然他にも業務が数多くあるため、すべての物件における案内地図を一から作成していると、膨大な時間がかかってしまいます。
しかし、代行業者に作成を外注すれば、このような事態は回避できます。
案内地図の作成代行を承っている専門業者のほとんどは、スピーディーな納品に対応しているため、不動産会社は自社の中心業務に集中しながらも、着実かつ迅速に販売図面を仕上げていくことが可能です。
ユーザー目線で地図を作成してもらえる
不動産会社が案内地図を自作する場合、時間をかけて作成したにもかかわらず、見にくいレイアウトになってしまったり、現地までの道順がわかりにくくなってしまったりすることがあります。
一方で、代行業者に作成を外注すれば、ユーザー目線で案内地図を作成してもらえるため、上記のようなことは起こりません。案内地図の役割は、土地勘のない方が迷わず目的地に到着するようにすることです。
そのためには、駅や主要道路、目印の建物などを配置させたり、物件に近い高速道路の降り口や駅の出口など、細かい情報を記載したりといった配慮が必要です。
よって、ここまでユーザーにわかりやすい案内地図を作成する自信がない不動産会社は、確実に見やすい地図を作成してもらえるプロに外注することをおすすめします。
代行業者は、これまで数多くの作成依頼に対応しているため、ユーザー目線というものを熟知しています。
地図が苦手な方でも見やすいものに仕上がる
世の中には、地図を読むのが苦手という方もいます。このような方は、方向や距離、空間の広がりや大きさを捉える能力である空間認知能力が、一般の方と比べて多少劣っているとされています。
また、不動産会社が物件の案内地図を作成する際は、地図を読むのが苦手な方でも見やすいものに仕上げる必要がありますが、こちらは決して容易いことではありません。
一方、代行業者に作成の外注を行えば、誰もが見やすい案内地図に仕上がります。代行業者が作成する案内地図は、目的地である物件に迷わず到着してもらうために、できる限り無駄を省いて作成されています。
つまり、スッキリとした見た目でありながらも、重要なポイントや情報をしっかり押さえた内容になっているということです。ちなみに、地図が苦手な方は、情報量が多すぎる地図を敬遠する傾向にあり、このような案内地図が掲載された販売図面には、なかなか目を通してもらえません。
その点、外注した案内地図が載っている販売図面は、地図の部分以外の情報もしっかり閲覧してもらえる可能性があります。不動産を売却するにあたって、多くの方に販売図面を見てもらうというのは重要であるため、こちらは大きなメリットだと言えます。
案内地図の作成を外注すべき代行業者のポイント
販売図面の案内地図作成代行を行っている業者は数多くありますが、初めて依頼する際には、一体どのようなポイントを押さえるべきなのかを見てみましょう。
以下のポイントを押さえた代行業者選びをすれば、期待に応えてくれる可能性は非常に高いです。
- 地図情報が正確
- 納品がスピーディー
- 料金がリーズナブル
地図情報が正確
案内地図には、そのエリアの地名や建物の位置、名称などが記載されます。しかし、これらは時間の経過によって内容が変更されることがあり、古い情報が反映された案内地図だと、閲覧する物件の購入希望者を混乱させてしまいます。
そのため、案内地図の作成を外注するのであれば、所有する地図情報が正確であり、なおかつ定期的に更新されている代行業者を選ぶべきです。
納品がスピーディー
納品がスピーディーな代行業者に案内地図の作成を外注することで、不動産会社は業務への負担や人件費などを抑えることができ、なおかつ急遽販売図面を完成させなければいけない場合にも対応できます。
逆に、1件納品するのに数日~1週間程度かかってしまう場合、負担は減るものの業務効率は著しく低下しますし、自作する場合よりコストパフォーマンスも悪くなる可能性があります。
料金がリーズナブル
販売図面の案内地図作成を外注する場合、気になるのはやはり料金です。
依頼するのであれば、1件1,800円台からなど、リーズナブルな料金プランを提供している代行業者を選びましょう。
また、料金をチェックするにあたって注目したい点としては、ボリュームディスカウントを採用しているかどうかも挙げられます。
ボリュームディスカウントとは、大量発注を理由として行う値引きのことであり、代行業者の中には、月間もしくは年間の利用数が規定回数を超える場合などに、ボリュームディスカウントを実施しているところもあります。
まとめ
ここまで、案内地図の作成を外注するメリットについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
外注にはもちろんコストがかかりますが、慎重に業者を選ぶことで安く抑えることはできますし、そもそも自作でも人件費がかかることを考えると、決して無駄なコストではありません。
そして何より、外注で作成する案内地図の方が購入希望者を集めやすく、不動産売買の成約にもつながりやすくなります。