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販売図面に案内地図を掲載する方法は?

販売図面は、不動産会社様が販売を売り出す際の命とも言える書類です。
また、販売図面には、価格や間取りといった物件情報だけでなく、所在地まで閲覧者の方を誘導する案内地図が掲載されることも多いです。
今回は、案内地図の掲載方法や入手方法などについて解説したいと思います。

案内地図画像としてWeb地図は使用NG

まず、案内地図画像の掲載方法ですが、販売図面などの印刷広告にWeb地図を使用することはNGです。
代表的なWeb地図にはGoogleマップが挙げられますが、こちらの画像には著作権があります。

その証拠に、著作権法第10条6号の条文には、どのようなものに著作権があるのかについて、“地図または学術的な性質を有する画面、図表、模型その他の図名の著作物”と記載されています。
Googleマップの使用が著作権侵害になるケースについては、Googleのガイドラインに記載されていますので、使用するには著作権侵害にならないように注意が必要です。

著作権を侵害するとどうなる?

著作権を侵害すると、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられる場合があります。

また、不動産会社様などの法人が著作権違反を犯してしまうと、罰金が3億円以下となる可能性があり、経済的な負担は非常に大きくなります。

ちなみに、過去には実際にGoogleマップの著作権が侵害された事例もあります。
岩手県、宮城県のホームページにおいて、著作権侵害の画像が数千件使用されていて、これらは権利者であるGoogleからの指摘により、削除や差し替えが行われています。

案内地図画像を入手する方法①自作する(Word・Excel・パワポ)

前述の通り、著作権の都合上、販売図面の案内地図画像としてWeb地図を使用することはできません。
そのため、案内地図は著作権に引っ掛からない方法で入手する必要があります。

その代表的な方法として挙げられるのが、WordやExcel、PowerPoint(パワポ)などで自作するという方法です。
Wordには図面描画機能が存在し、地図のように複数の図形を組み合わせ、1つの図とする場合、描画キャンバスを使用すると便利です。

枠線をドラッグし、キャンバス内の図形をまとめて移動できるため、地図全体を楽に動かせますし、地図全体のサイズをまとめて変更できる点も重宝します。
無料素材などからアイコンを探してくることで、より案内地図らしくなります。

また、同じようにExcelでも案内地図画像を作成することができます。
具体的には、Excelの画面上にGoogleマップを貼り付け、地図にしたい範囲を決定し、図形パーツを作成して組み立てた後、背景にしていたGoogleマップの画像を消せば完成です。
Wordでの地図作成と比べて、グリッド線で距離感を図りやすいという特徴があります。

そして、PowerPointで作成する場合は、事前に作成したラフを見ながら図形ツールで道を描き込み、目印となる建物などで装飾することで、オリジナルの案内図面を入手できます。
地道な作業ではありますが、PowerPointの場合、集中して行えば1時間前後で案内地図画像を作成することも可能です。
文字や配色、再現具合によって、クオリティもある程度コントロールできます。

案内地図画像を入手する方法②地図作成有料ツールを使用する

WordやExcel、PowerPointなどは無料で使用できるアプリケーションですが、販売図面に掲載する案内図面画像は、他の有料ツールでも作成可能です。
地図作成有料ツールのメリットには、サポート連絡先があることや、無料と比べて全体的なクオリティが高いことなどが挙げられます。

また、選ぶ際はなんといってもコストパフォーマンスを重視しなければいけませんが、その点でいうとおすすめなのは“地図スタジオ2”というツールです。
こちらのツールは、出力形式をほぼすべてカバーしているだけでなく、Microsoft officeなどのソフトとも連携しているため、非常に使い勝手が良いです。

ただし、マス目を埋めるような描き方ではなくフリーハンドで描いていくタイプのため、その点は好き嫌いが分かれるかもしれません。
ちなみに、価格はパッケージ版が4,800円(税抜)、ダウンロード版が3,500円(税抜)となっています。

案内地図画像を入手する方法③外注する

販売図面に掲載する案内地図画像は、自身で作成するだけなく、専門業者に外注することでも入手可能です。
外注するメリットとしては、まず高品質の案内地図が作成できることが挙げられます。

そして、専門業者の多くはスピード納品にも対応しているため、依頼する不動産会社様は急な販売図面の作成にも対応可能で、なおかつ自社のコアとなる業務のみに集中することもできます。
もちろん、販売図面全体だけでなく、案内地図の作成のみをワンポイントで依頼することもできるため、状況に応じて予算を抑えることも可能です。
案内地図画像が必要な不動産会社様は、ぜひ弊社にご依頼ください。

弊社の案内地図は、マップルの名称で名高いマップル社の全国地図画像データをベースに、地図切り取りを行うサービスです。
マップル社の地図データベースは、現況に合わせた更新が定期的に実施されるため、地図情報がほぼ正確であり、案内地図に必要な道路や公共の建物などの表示が緻密かつ鮮明です。

また、トレース作業ではなく、地図画像データベースからの切り取りであるため、作業が効率的でスピーディーな納品を実現できます。
その他、月間ご利用数が100回を超える方を対象としたボリュームディスカウント制度など、依頼主様にとってお得なサービスも提供しています。

まとめ

ここまで、販売図面における案内地図の掲載方法、入手・作成方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
案内地図画像は、無料または有料のアプリケーションを用いて自作することも可能ですが、大量に作成するとなるとどうしても時間がかかります。
一方、専門業者に作成を依頼すれば、高品質の案内地図画像をスピーディーに入手することが可能です。

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